VBA：ワークブックの保存

VBAでワークブックを保存する方法

VBAを使ってExcelのワークブックを保存する方法について説明します。

① Workbooks.Save メソッドの基本的な使用法

Workbooks.Save メソッドは、開いているワークブックに加えられた変更を保存するために使用されます。このメソッドは、変更を加えた後にワークブックを閉じる前に、または定期的にワークブックの変更を保存するために使用されます。

② 名前を付けてワークブックを保存する方法

名前を付けてワークブックを保存するには、SaveAs メソッドを使用します。このメソッドには、保存するファイルのパスとファイル名を引数として渡します。例えば、ActiveWorkbook.SaveAs "C:\新しい名前.xlsx" のように記述すると、アクティブなワークブックが新しい名前で保存されます。

③ 保存形式（ファイルの種類）を指定して保存する方法

SaveAs メソッドでは、ファイル形式を指定してワークブックを保存することも可能です。例えば、ActiveWorkbook.SaveAs Filename:="C:\example.xlsx", FileFormat:=xlOpenXMLWorkbook のように記述することで、特定の形式でファイルを保存できます。

④ シートを新規ブックとしてコピーし保存する方法

特定のシートを新しいワークブックとして保存するには、まずそのシートを新しいワークブックにコピーし、次に SaveAs メソッドで新しいワークブックを

保存します。たとえば、Worksheets("Sheet1").Copy と記述し、新しいワークブックが作成された後に、ActiveWorkbook.SaveAs "C:\新しいワークブック.xlsx" として保存します。

⑤ 開いたワークブックを別ファイルで保存する方法

既に開いているワークブックを異なる名前や形式で保存する場合も、SaveAs メソッドを使用します。この方法は、オリジナルのファイルを保持しつつ、新しいバージョンを別の場所や形式で保存したい場合に便利です。

サンプルコード

特定のワークブックを保存して閉じる

Sub CloseWorkbookWithSave()
    Dim filePath As String
    filePath = "C:\example.xlsx"
    Workbooks("example.xlsx").Close SaveChanges:=True
End Sub

このコードは、”example.xlsx” という名前のワークブックを保存して閉じます。ファイル名は適宜変更してください。