目次
Outlook VBA:コードを入力する
モジュールを挿入する
[挿入]タブから[標準モジュール]を追加します。

これで標準モジュール「Module1」が生成され、エディタにコードを記載できる状態になります。

標準モジュールにわかりやすい名前をつける(任意)
標準モジュールは、「Module1」の名前のままだと、どんなコードかわかりづらいので、名前をつけましょう。
名前を変更するにはModule1を選択した状態で画面右下のプロパティウィンドウに表示された「オブジェクト名」に名前を入力します。

コードを入力する
以下のような簡単なコードを書いてみましょう。
Sub Test()
MsgBox ("Hello")
End Sub
Outlook VBA:コードを実行する
VBE上からコードを実行する方法
コードを実行するには、「実行ボタン」をクリックします。F5キー押下でもOKです。

すると、メッセージボックスが表示されるはず。
上記の方法は、デバッグ時ですね。
普段は以下の方法を使ってください。
VBEを表示せずにコードを実行する方法
方法は以下の3つ。
- メニューから実行する
- ショートカットキーを使う
- あらかじめリボンに登録しておき、アイコンを押す
実行方法1: メニューから実行する
STEP
「開発>マクロ」をクリック

STEP
実行するマクロを選択

実行方法2: ショートカットキーから実行する
STEP
ショートカットキーを入力
「Alt + F8」を入力する
STEP
マクロ一覧の中から実行するマクロを選択して「実行」をクリック

実行方法3: あらかじめリボンに登録しておき、アイコンを押す
作ったマクロはリボンに登録してボタン一つで呼び出すことができます。
リボンへの登録方法
- Outlookメニューの[ファイル]をクリック
- [オプション]をクリック

- [リボンのユーザ設定]をクリックし、コマンドの選択を[マクロ]を選んでおく
- 右下の[新しいタブ]をクリックして自作のタブを作る.

- 下図のように、先ほど作ったマクロが表示されているので、それを選択
- [追加]ボタンをクリック
- 先ほど作ったタブにマクロが登録される

- 作成したタブ、グループ、マクロにそれぞれ名前を付けていく。まずは[新しいタブ]を選択して[名前の変更]をクリック

- [名前の変更]ウィンドウが出てくるので、「自作マクロ」と書いてOKを押す

- 同様に、グループ(2階層目)にも名前を付ける。[新しいグループ]を選択して、[名前の変更]をクリック。例としてグループ名は「メール関連」とする

- マクロにも名前を付ける。マクロにはアイコンも設定する。先ほど作ったマクロを選択して、[名前の変更]をクリックし、表示されるウィンドウのアイコンを1つ選択する。また、「メール作成テスト」という名前にする。

- 先ほどの画面でOKを押してOutlookのメイン画面に戻ってくると、[自作マクロ]タブができている。これをクリックすると、リボンに[メール関連]グループの「メール作成テスト」というボタンが生成されている。

マクロの実行方法
上記で作成したボタンをクリックすると、登録されたコードが実行されます。
このようにマクロをリボンに登録しておくと、ワンクリックで呼び出せるので便利です。